1995年にトルコの南、地中海沿いの町アンタルヤでキリムショップをオープンしたのをきっかけに、以降、トルコ各地を巡り、様々な伝統手工芸品と出会ってきました。
時には作り手と会話し、時には製作方法を見よう見まねで習い、村の女性の大切な宝物を譲ってもらい、キリム、絨毯、イーネオヤ、木版バスク、オスマン刺繍、手織り布、民族衣装、帽子、靴下、古文書・・・・気が付けば、なんでも集めていました。
そして年々それらの優れた伝統手芸が失われていく様子、現物が手に入らなくなる現実を目の当たりにしています。
現在のトルコで稀少になったそれらを自分で持つことにより、考えたのが、もっと多くの人に知ってもらえないだろうか、何かを感じとってもらえないだろうか・・・・・ということです。
私自身の力はとてもとても小さいです。
でもきっと私にでもできる何かがあるはず・・・・。 |